常若の森と呼ばる土地がある 魔力に秀でた巫女を抱え、若々しさを長く保つと噂される少数部族が住むそこは、 世俗からの距離だけ幻想と神秘を増し、時に欲深い者から悪意を向けられるも 巫女の結界と鬱然たる森の広さは、中で暮らす里の人々を外敵から守り続けてきた 一方で少数部族である彼・彼女らが排他的ということはなく 悪意なき行商人や旅人には友好的であり、里には小さくも構えられた宿屋はいつでも来客を歓迎している その証拠というべきか、宿のベッドで横になっているのは長い黒髪の魔女の女の子だった 常若の森の少数部族が持つ銀髪と異なる色で、耳の形は尖らず丸いと、容姿からして里の血筋ではないのは明白だ そして魔女の黒い髪に乗っているのは、象徴的な大きな三角帽子ではなく三角巾 服装も露出度の高いラフな部屋着ではなくエプロン姿をしていた 客ではなく、この宿屋兼薬屋の従業員として苦手なはずの会話に追われ、魔女は接客の日々を過ごしている どうしてこうなったのだろう…とベッドで俯せになりながら少女は回顧した 宿屋の娘姉妹のうち、父親について森で狩りをしていた妹が親とはぐれ その妹が魔物に襲われていたところを魔女が助けた後、探しに来た姉と出会いお礼に里へと迎えられ 魔女が小屋で独り暮らしだと知った宿屋の家族たちに、魔物が増えた森では危険だと転居を勧められ 気付けば押し切られる形でこの里で暮らしていた 宿屋姉妹の妹からは助けたことでなつかれ、姉からは齢の近さと薬作り等の共通点で親しくなり 宿屋一家からは家族同然、里の者たちからは仲間だとして受け入れられるのは めんどくさい──はずだった人付き合いは、まだ苦手なものの、今の魔女には嫌いではないものになっている 森の外の村人から薄気味悪がられていた頃は、どうでもいいと思っていた人との会話も 接客こそ不慣れだが、顔見知りとの挨拶は自然とこなせるようになっていた 顔見知り…それは里の者以外の、例えば宿の常連である《プレイヤー》も含まれている 「ああぁ…ッ❤」 挨拶でも会話でもなく、少女の口から発せられるのは色を知る嬌声だ それも二人分 成人の男に乗りかかった少女たちが、子供には豊か過ぎる胸を相手に思うがまま貪られている 小柄な体に実った巨大な乳房は彼女らの顔ほどもあり ふたつ、よっつ並べば容易く大人の顔が埋もれ、《プレイヤー》は肉に溺れながら隣り合わせの胸をむしゃぶる その度、少女は二人して甘い声を漏らし胸を揺らした 銀髪の少女は、張りのいい肌が瑞々しく実った丸い果実と果肉の弾力を思わせる膨らみの乳房 黒髪の少女は、柔肉の厚みを特に前へとたっぷり突き出した形で柔らかさが重量を訴える乳房 形だけ一足先に成熟した乳房の未熟な性感帯を責め立て、暴力的なまでの快感を刷り込みながら 自らは媚肉の口当たりを《プレイヤー》の大きく開いた口は堪能する 念入りに味合うのは、少女たちの性的特徴でもあるコンプレックス…胸の先端だ 銀髪の少女は乳輪を 黒髪の少女は乳首を 形や色が人とは異なる歪さだと認識していた 思い込みではなくどちらの少女のものも、巨乳首、巨乳輪、パフィーニップルと、人並み外れ大きく膨らんでいる 色素も濃く、銀髪の子はまだピンクに近かったが、黒髪の子はピンクよりも薄い赤というべき濃さを乳肌に乗せる 異性だけでなく同性相手にも見せるのを躊躇われる部位 それを、《プレイヤー》は同時に口に含んで独占する 卑猥だと、愛らしいと、その色形を囁いて 二人の少女を抱き寄せながら、嘘ではない証に怒張した雄生殖器を擦り付ける 肌を曝け出した男女に隠し事はないと そう教えられた少女たちは純粋ながら淫らに、男の下半身へと濡れそぼった股間を押し付けて悦びを示す 《プレイヤー》は愛の交換に満足し、再び口を動かした 言葉ではなく、口唇と歯による交わり 吸われ男の口内で少女たちの乳肌が重なり、二人の乳輪が同時に甘噛みされた 薬師見習いと魔女、知識と技術をあわせて調合された秘薬の力で開いた乳腺が、常若の森巫女の体質を再現する 体内の魔力が未産婦の母乳という形で排出され、その一番搾りが《プレイヤー》の舌に降り注いだ 仲の良い友人同士の初乳が、男の口腔内でカクテルされる 宿屋兼薬屋というこの場所に相応しい歓待に、自分を好いてくれる二人の少女への欲情が増した たまらなく雄の本能を刺激すると、男は目の前の雌とのと未来を想像した 薬の力ではなく、己が種で孕ませた時の母乳の味を楽しみに、《プレイヤー》は雄肉をより一層猛らせるのだ