(捏造ウマ娘イベント風味) お米、それは日本における主食であり、エネルギー源である。 そしてそのお米は田んぼで作られている、日々の食事に欠かせないコメ、その米に危機が迫っていた。 「皆さん、緊急事態です」 トレセン学園の開き部屋にて、ハクマイ党党首のハクマイが党員に告げる。 「コメ農家の与作翁が勇退し、施設にはいられます」 「しかし、これにより与作翁の田んぼが休耕田となります」 「つまり、お米の量が減ります!」 どよめきが生まれる、ハクマイの作るおにぎりにも、おかゆにも、お米が必要だ。 そのお米が減るとなれば、それは一大事なのだ。 「これを回避するために、僕は与作翁の田んぼを引き継ぎます」 「しかし、人手が足りません!」 農業の根幹は、今も昔も人、その人手が不足していた。 すでにハクマイ党員は今ある田んぼで手いっぱいだ、こうなると 「なので、ここは理事長から許可も得て、田んぼの人手を確保します!」 ハクマイ、コメ作りのパートナー探します。 「そういうわけなんで、僕と一緒にコメ作りしようよ」 「えっと、どうして私なんですか?」 まず声をかけたのはカムバックボーイ、今日はスズメ先生はお休みの様子。 「君にはスズメ先生がいるから、先手を打って」 「先生は田んぼのお米は食べませんよ?」 「イナゴ対策だよ」 こうして秋に備えて先手を打ってカムバックボーイを仲間にしたハクマイ、しかしまだ仲間が必要だ。 「そういうわけでゲンクロウ、一緒に稲作をしよう」 「なぜ拙者が…」 「稲荷ずし食べ放題だよ」 「…」 次に声をかけたのはサキガケゲンクロウ、理由はたまたま見かけたからである。 しかし、それでも相手に利点を示すのがハクマイである。 「新米で稲荷ずし、作りたいよね?」 「…やる」 「よし!」 こうしてハクマイは人手を確保、実りを秋を目指し行動を開始するのであった。