ひと屋について・その1 ・そもそもなんで攫うの? ひと屋が人を攫う理由は単純明快、金目的だ。 テイマーとして高い素質の人間を拉致、リアルワールドから何かしらの手段で依頼を受け標的を拉致。主にこの2つである。 現在は主流ではないが借金のカタに連れ去るなんてことも。 力は金になる。なら……デジモンが力を手に入れるための最も簡単な方法は……人を、テイマーを手に入れることではなかろうか。 創業者・愛甲真優美のこの判断はひと屋を大きく発展させ、後に滅びを決定付ける大きな過ちとなる。 愛甲とパートナーのティンカーモンは利益ではなく別の目的を持っている。 ひと屋に所属している者の中には少なくとも、本当の目的は別にあると察している者もいるようだ。 ・拉致 本当にそのままの意味であり、テイマーとしての素質の高い人間を拉致する。 このケースはほぼ確実にオークションへ出品される。ひと屋内部ではこの面々を【オークション組】と呼んでいる。稀に、愛甲の判断でひと屋にスカウトされるケースも。 本来ならば片桐篤人も出品される予定であったが、様々な事象が重なり脱走に成功した。愛甲はその素質を相当惜しんでいたようだ。 拉致する人間を選んでいるのは愛甲。本人曰く何となくだが素質があるかは見れば分かるとのこと。そのために愛甲は時折リアルワールドに現れる。 その度、何故か律儀に土産を買ってくる。部下達は当初こそ辞めさせようとしたものの、最近諦めたようだ。 売られる人を、【力】を競り落とすため、ダークエリアの住人だけではなく表のデジモンまでもが大金を持ってオークション会場に訪れる。 ・依頼を受け…… 様々な理由で消えて欲しい奴がいる。そんなリアルワールドからの依頼に応え、ひと屋は動く。 条件はまずは金、そして、拉致した相手の扱いをひと屋に一任することである。 このケースは素質が不明なので、拉致した大半の人間は【店売り組】と扱われ、オークションに並ぶことはあまり無い。 愛甲もこのルートは期待しておらず、基本的には部下に任せている。 なお、犬童三幸はこちらのケースで拉致され、素質があると判明してオークションに出品された。 彼女を消したいと思った者が誰かは、現在不明。   力はオークションより安く手に入る。しかし、大きな力が得られる可能性は薄い。 ・ひと屋に加担する人間 拉致した人間をスカウトする以外にも、極めて普通にスカウトだってする。 そこに善悪・年齢・人種は問わないためスネに傷を持つ者や取り返しのつかない事をした者もいる。 主に元暴力団員の岩瀬健吾、受験戦争で疲弊し、両親を殺害した林花英(イム・ファヨン)等がこのケースである。 稀なケースとして依頼者がテイマーとして高い素質を持っていた場合、金の代わりにひと屋への加入を要求する。 この稀なケースで加入したのは、死んだ娘の復讐を依頼した鳥谷部晶子である。 こうして参加した人間をテイマーとして与えられたひと屋所属のデジモンは【テイマー付き】と呼ばれ、六幹部壊滅後の主力となる。 他にもなんか色々な奴がいるかもしれないし、いないかもしれない。 n次創作で使おうかな?とか考えたらその辺はいいよ! あと、後半で名前が出てきた岩瀬、鳥谷部、林花英は作品内で出す予定のテイマーだけどお題枠で出すかすら決めてないしパートナーも大雑把にしか決めてないよ! ・まとめると 分からん……この組織なんも分からん……