◆ウィキッド アンダーグラウンドに侵入 「ここが…”アンダーグラウンド”への入り口か…」 空間に開いた裂け目に向かってそう独り言ちるのはサイバース・ウィキッド 彼は何故こんな場所にいるのだろうか? マイナーメディアの奥の奥の記事               電脳世界の裏側で行われる暗躍 不思議の国のアリスを踏襲したコードネーム 非合法行為に手を染めるイリーガルな集団<M∀LICE>……… 奴らの住処が判明した!!!!?!!!               そこらにいくらでも転がっている信憑性0の三文記事に ウィキッドはなぜか興味をひかれたのだ 「ふっふっふ…ここで世間をあっと言わせる情報を持って帰れば師匠もセイジも認めてくれる筈!」 根拠のない確信を胸に抱き 真っ黒なクレバスにその身を投げる  次の瞬間ウィキッドの意識はブラックアウトした ◆ウィキッド 白兎と邂逅  ………ッチ、ッチ、チック、タック、チック、タック、カチ ボーン、ボーン、ボーン、 「はっ! こ…ここは…?」 振り子時計、3時を知らせる鐘の音でウィキッドは目を覚ました 「もしかしてあそこから落ちたのかなあ…僕飛べるのに…なんで…」 そんなことを上を見上げ思索する中…声をかけられる 「あっ起きたおはよう、中々目を覚まさなかったからそろそろ心配だったよ」 読んでいた本をパタンと閉じこちらに女性が話しかけてくる その見た目は、目元にはハートマーク、兎ミミのついたカチューシャ、 白と黒を基調とした服、それも際どいハイレグだった… 「あ…あなたは?」 ウィキッドは名前を聞く、目線はチラチラと白兎の股部分に行きそうだったが、 グググと無理矢理目線を地面に向け我慢した 「私?私の名前はマリスポーンホワイトラビット」 「ほ…ホワイトラビットさんって言うんですね僕はーーー」 そう自己紹介に繋げようとした時、被せるようにホワイトラビットは言葉を繋げていく 「そして君の名前はサイバース・ウィキッド、 電脳世界を巡り電子生命体の頼みごとを聞く便利屋の真似事ようなことをしている、 そういった事を行うタイプには非合法な行為を軽んじるのも多いが、 それなりに清廉に行動している、珍しい や つ、 今回このアンダーグラウンドに来たのも活動の一環」 「えっ…」 まだ語ってもいない自分の略歴を初対面の人物が知っていることに青褪める 「自己紹介はこんなものでいい…かな? 勢い余って君の分もしてしまった ああ、自分の口から言いたかったかな? 私にとっては再放送のドラマと変わらないもので 早回しの気分だった ただ自己紹介ってのは儀式的な側面もある し ってペラペラ私の舌はよく回るのがよくな~~~~いな♥ ごめんごめん」 あっ君の番だよどうぞ?とでも言いたげなジャスチャーを今僕の自己紹介をした人物がする 「あ…な…なんで僕の名前を…?」 ウィキッドの顔はひきつっていた 「なんで?なんでって疑問か、 深淵を覗いたら深淵に覗かれていたって感じかな君の今の感情は…」 「ちゃ…ちゃんと質問に答えて!」 困惑から怒りへ、それは当然の流れかもしれない 「君の頭の中をハックして見ただけ、」 頭をトントンと叩きながらそう白兎が言い捨てる 「な…っななな、酷い…許可なくそんな事するなんて 重犯罪だよ!子供の僕だって知ってる電脳世界の法律だ!」 「………ごめーん♥、緩々のセキュリティだったからさあ つい  君はセイジって子とサイバース・ウィッチ…お師匠様が好きなんだね あはは♥」 誰にも話したことのない秘密がホワイトラビットの口から赤裸々に漏れ出ていく 「ゆ…許さない…」 首をかしげるホワイトラビットに対してウィキッドは威嚇する 「僕はお師匠にそれなりに手ほどきを受けてるんだ!犯罪者は見逃さないからな!」 「まあそう怒らないでよ、ここから帰る方法もわからないでしょ?私に従うしかないと思うんだけどな」 「う…ぐっ…、(言い返せない…でも従ったら返してくれるってことか…?)」 怒った姿勢を崩さないウィキッドだが内心安堵していた取り合えず何か身の危険はないと、 しかし普段の彼ならばここで安心などしないしここから出る方法は自力で探すだろう、 既に自分の牙が抜かれている事は自覚できなかった 「ちゃんと言うこと聞いてくれたら上に連れて行ってあげる」 「従ったら帰してくれるんだよね…?」 「うん、嘘は言わなーい、このうさ耳にかけて アハ♥」 先ほどと変わらない白兎の笑み、だがその真意はわからない ◆ウィキッド 状態説明 「まあそこの椅子に掛けてよ、後服は全部脱いでね その杖も置いてね」 「う…うん…」 何かがおかしい、ウィキッドはそう気づく事は出来ても既に手遅れだった 「本題だけどね、ここの場所をウィキッド君に覚えられてると困るんだ だからね、すこーし馬鹿になって貰おうかなと♥」 「馬鹿…?ってのは具体的には何をすれば…」 不穏なワードに怯えながらウィキッドは返答する、 「ちょっと記憶を吐き出して貰うだけさ、ここの記憶をね」 「な…またハッキングか!それは駄目だよ!」 普通の電子生命体として当然の反発だった、が なんでもかんでも自分の要求が通ると思わないでよね、別にいいんだよ丸ごと消しても♥」 ホワイトラビットは表情も声色も変えていないが気迫が違う、初めて見せられた脅し混じりの言葉に慄くウィキッド、 自分が先ほど見せた小動物の威嚇のようなものとはプレッシャーがありありと違うことがわかる 「くっふふふっあははっは♥、安心しなよ完全消去は結構面倒くさい、 まあでも君の感覚からすると不公平な取引だよね」 ウンウンと勝手に頷きながらホワイトラビットは理解できるよと同情するフリをする 「だからゲームをしよう」 「ゲーム?」 「そうゲーム、 さっきハックした時に君の基礎プログラムをちょっと弄ったんだ 射精したらその量や濃さに比例して記憶を失うように設定した 今から10分間君が射精するのに耐えられたら君の勝ち 射精してしまったらタイムはリセット、私の勝利条件は目的の記憶を吐き出すまで射精させること どう?受ける?まあこれ以上の譲歩はしないけどね♥」 「そ…!そんなくだらないゲーム/// そ…それに僕をな…」 ウィキッドは性的なワードに頬を赤らめながら口ごもる 「受けるのか 受けないのか さあ♥ 」 「ぐ…ううう…いいよ! 受ける!」 最悪の選択をしたウィキッドだったが 不運なことに一択しかない問いであった ◆ 「は…早く始めてよ!」 「うん、私は時間には真面目なんだキッカリ10分、ゲームを始めよう」 そんなにゲームがやりたかったのかな~っと小声で煽られるウィキッドだった 「まあ最初は雑談でもしながらしようか♥ 君の記憶を覗き見て思ったけど君は結構むっつりだね♥ お師匠様との修行中もおっぱいやお尻ばっかり見てる」 白兎は素足でウィキッドの性器を刺激しながら言葉責めを浴びせる 「うっ♡あっ♡ そ…そんな事ないもん♡ 目が行っちゃうのはたまたまで…」 言い訳するが、それが嘘か真かはホワイトラビットにとっては自明の理であり… 「ふ~ん♥まあそう言うことにしておこうか」   プクっと漏れ出し始めた我慢汁を親指でつつき、それをペニス全体に塗り広げていく 次第に弄る音に水気が混じり始めた 「そう言うことじゃなくて、じ…実際そっ あっ♡ んぅ♡」 ぐちょぐちょぐちょぐちょ♡ 「ごめん♥音がうるさくて♥ もうちょっと大きな声で言ってよ それ♥」 「うあっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡やめーーーとめっ♡」 「ムリ♥」 指で甘く挟みペニスをコキ上げると同時に ぴゅるるっと情けない音を出しながら容易く果てるウィキッド、 情けなく射精してしまった事を悔しむ気概もなく射精した後の甘い余韻を楽しんでいた 「自分の尊敬するお師匠様をオカズにしながらの足コキはお気に召しましたか♥」 「ぐっだから♡」 「それは何よりでよかったです~♥ あはは♥」 ……… ウィキッドは少し冷静になり自分が失った記憶はなんなのか不安になる、それを見透かすように白兎は言葉を紡ぐ 「この量この濃さなら大したものは忘れてないよ、 精々昨日の晩御飯ぐらいじゃないかな、まだまだ大丈夫♥」 「もうっもう一回♡、次は耐える!♡」 (一回…♡ 一回だけだから問題ない そ…それに早くここの記憶を吐き出せばそれはそれで僕には都合がいいんだ♡)