[main] スカーレット : ぐつぐつと鍋が湧いている。そろそろ食べ頃だろう。既に周囲からは酒盛りで盛り上がる人達の声が聞こえている
こちらのテントにも、汁物を求める人たちが来る頃合いだろう。杓子を握り椀の数を数える。十分な数があるはずだ

[main] スカーレット : choice[シチュー,ビーフシチュー,ポタージュ,豚汁,肉じゃが,カレー,ポトフ] (choice[シチュー,ビーフシチュー,ポタージュ,豚汁,肉じゃが,カレー,ポトフ] (choice[シチュー,ビーフシチュー,ポタージュ,豚汁,肉じゃが,カレー,ポトフ] (choice[シチュー,ビーフシチュー,ポタージュ,豚汁,肉じゃが,カレー,ポトフ]) > ポタージュ

[main] スカーレット : 2d6+5+5 調理判定 (2D6+5+5) > 6[1,5]+5+5 > 16

[main] ダイン・ラクシー : 「はぁ……」息を白くさせながら鍋を煮る火の灯りに誘われるように近づいてくる

[main] ダイン・ラクシー : 「あっ、どうも、ここ空いて……ますか?」同業者の顔を見て、冒険者であることを認識した後に、付け足すように敬語になる

[main] スカーレット : 「いらっしゃい。あなたが一人目。椅子はないから適当に座って」
お椀を手に取って
「量は?」

[main] ダイン・ラクシー : 「一人前……と言っても、人によって量はまちまちか」椅子というにはお粗末な倒木のようなベンチに腰をかけながら

[main] ダイン・ラクシー : 「じゃあ……椀に入る程度でたの……みます」

[main] ダイン・ラクシー : 辿々しく敬語を付け足す。恐らく、相手が冒険者として高名であることを認識しているからなのだろう

[main] スカーレット : ぎりぎり零れないくらいに盛る。
「はい、どうぞ。匙はテントの前に置いてあるから」

[main] ダイン・ラクシー : 「あぁ、ありがとう。……ございます」両手で椀を受け取り、腰を落ち着かせる

[main] ダイン・ラクシー : 「はぁ……温かい」一口飲む。冷えた身体に染み渡り、白い息を再び吐き出す

[main] ダイン・ラクシー : 「これ、作ってくれたのは……貴方で?」

[main] スカーレット : 「仕事だからね」

[main] ダイン・ラクシー : 「そう、か……いや、でも、とても落ち着く味だ、です。ありがとう」

[main] スカーレット : 「そう。ありがと」
薄く、微笑む。

[main] ダイン・ラクシー : 「……」少し緊張しながらも、また一口、口に運ぶ

[main] ダイン・ラクシー : (彼女……俺でも噂くらいは聞く。こんな大きな仕事だから、有名な冒険者の一人でもいるかと思ったが……まさか、こんな状況になるとは……)

[main] ダイン・ラクシー : (少し……緊張するな。昔はそうでもなかったかもしれないが……)

[main] シラルカ : 「ここ、構わないか?」

[main] スカーレット : 「喧嘩しなければ、どこでも」

[main] ダイン・ラクシー : 「自分も構わない」

[main] シラルカ : 軽く頭を下げて腰を下ろす。赤髪に褐色肌の女。獣の耳が頭上にあり、尻尾が腰から伸びている。リカントである。

[main] スカーレット : 新たな椀を手に取る。
「あなた、量は?」

[main] シラルカ : 「一杯貰おう」

[main] スカーレット : 並々入れる。
「はい、どうぞ。匙はテント前の篭に置いてあるから」

[main] シラルカ : 小さく頷き、匙を取りに行く。心なしか尻尾が揺れている。

[main] system : [ ルベウス・コランダム ] PCHO : 0 → 2

[main] シラルカ : そして椀に匙を突っ込み、ポタージュを口に運ぶ。もくもくと。

[main] ルベウス・コランダム : 「あー、さみさみ。へいお嬢さん、食事を貰っても良いかい?」
大口を開けてあくびをしながら、気怠げそうに男がやってきた。

[main] スカーレット : 「ええ、もちろん」
どう見たって大食いであろう偉丈夫がやってきた。大きめのお椀を取ってたっぷりと入れてやる。
「どうぞ。匙はテント前の篭ね」

[main] ダイン・ラクシー : 「ん……んぐっ!」また高名な冒険者が増え、食事を続けながらも静かに少しだけむせこむ

[main] ルベウス・コランダム : 「あんがとー。いやー、護衛旅の間は楽しみがメシくらいしかねーからなぁ。持ち込んだ本は読み切っちまったし」

[main] シラルカ : 「……そういうものか?」

[main] ルベウス・コランダム : 「あぁ、個人的には、な。戦うのとか鍛えるのが好きな奴も居るだろうが、俺はそういうんじゃないんでね。キャラバン内で賭け事とかしてる奴らも多いけど、そーゆーのもあんましないもんで」

[main] ダイン・ラクシー : 「……でも、その気持ちは少し分かる……気がします。護衛の旅は普段の旅より、凝った料理が食べれる機会も多いし……」

[main] GM : 遠くのテントからは──酒やらなにやらで騒ぐ音がずっと聞こえている。

[main] ルベウス・コランダム : 「……あとまぁ、アッチみたいな盛り上がりに、俺が入ると空気悪くするしな」
隠す気のない角が目立つでしょう。

[main] シラルカ : 「そういうものか」

[main] スカーレット : それらから少し離れた位置に陣取っているのは、テントの主が喧騒を嫌うから。とそれだけだ。そのことは知っているのは主であるスカーレット自身と、もう一人だけ。

[main] ダイン・ラクシー : 「……貴方ほどの人でも?」少し踏み込み過ぎな話題かと思いつつ、尋ねる

[main] ルベウス・コランダム : 「ははっ。そう言ってくれるのは嬉しいが、むしろ逆さ。“穢れ持ち”のクセに強い、高名。それが逆撫ですることもある」
勿論、実力主義の傾向が強い冒険者は、ナイトメアであろうと受け入れる者が多いのは確かだ。それでも、嫌う者が多いのも、また確かなのだ。
「気のいい奴も多いから、普段はそんな表に出さねぇけどな。酒が入るとどうしても……ってのは、しゃーねぇよ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「冒険者は穢れにも比較的寛容というが、身についた常識を変えるのはなかなか難しいものだ」
外套に身を包み、白い息を吐きながらテントに近寄っていく

[main] ルベウス・コランダム : 「おっと、より高名な方が来なすった」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「俺にも大盛りでもらえるかな」とスカーレットに声をかけつつ

[main] スカーレット : スカーレット自身は、その手の話には興味がない部類だ。他人を貶せるような上等な生まれはしていない。

[main] シラルカ : 「そういうものか……」

[main] ダイン・ラクシー : 「そう、か……」昔見た冒険者が孤独に感じたのはそういうものだったのかと思いつつ

[main] シラルカ : さっきから似たような相槌しか打っていなかった。

[main] スカーレット : 「ええ」
あのナイトメアと同じお椀に、同じ量を盛る。
「二度目だから分かってるとは思うけど。匙はテントの前ね」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「いやいや、同じハイペリオン級ではないか
高名などとはとてもとても」

[main] ルベウス・コランダム : 「はっはっは。そういうことにしとこっか」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ああ、ありがとう。いやぁ美味そうだ。こんな寒い夜は、熱いものがより美味そうに見えるな!」

[main] ダイン・ラクシー : 「ハイペリオン級……凄い人が集まるな……」光栄なような、肩身が狭いような

[main] シラルカ : 「ん……高ランクか。頭を下げた方がいいのだろうか」

[main] スカーレット : この男の言葉はどうにも──胡散臭い。嘘を隠すつもりがあるのか、ないのか。ともかく連れ合いにはあまり合わせたくない部類と言える。

[main] ルベウス・コランダム : 「そっちの二人は知らんが、俺はそんな恭しくせんでえーよ。敬われるような立派なもんじゃねーし」

[main] スカーレット : 「同じく」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「冒険者ランクというのはあくまでこれまでの積み重ねだ。それを笠に着て威張る気はない」

[main] ダイン・ラクシー : 「そう、なのだろうか」

[main] スカーレット : ナイトメアの言葉に乗じておく。目的のため、旅を続けるために路銀を稼いでいたらそうなっていただけのことを、称えて欲しいとは思わない。

[main] シラルカ : 「そうか。礼節には疎いものでな、であれば助かる」

[main] ルベウス・コランダム : 「ちとお前さんたちより早く仕事をしていたからこうなっただけさ。お前さん達もいずれ届くさ」
死ななければ、だけどな。

[main] ジュリオ・リーベルト : 胡散臭いと思われてるのに気づいているのかいないのか、遠慮なくポタージュを味わって喜んでいる

[main] ダイン・ラクシー : 「……」その言葉を聞いて、眼の前の人物に追いつけるかどうか考え、彼らとの間にはまだ長い長い差があるようにも感じる

[main] シラルカ : 「冒険者の高みか、それを目指すのも悪くない」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「高みか……今は何か冒険の目的などはあるのか?」

[main] シラルカ : 「ない」

[main] ダイン・ラクシー : 「……あてもなく冒険者を?」

[main] シラルカ : 「生家もなく故郷も持たぬ身だ。拳の他に食い扶持を稼ぐ術を持たなくてな」

[main] シラルカ : 「このキャラバンは渡りに船だった。少なくともこうして食事にはありつけている」

[main] スカーレット : 職歴不要、前歴問わず。冒険者とは便利な職だ。雇う側にとっても雇われる側にとっても。

[main] ダイン・ラクシー : 「なるほど、そういう生き方か。だが、うん、自分の才能を正しく活かせるのは凄いことだと思う」

[main] ダイン・ラクシー : 「俺は……あまり向いてる方ではないかもしれないから」

[main] シラルカ : 「悩みか」

[main] ダイン・ラクシー : 「悩みとも言えるし、既にそれを受け入れてでも、進むべき事だと感じてる物とも言える」

[main] ルベウス・コランダム : 「向いてないと思うなら辞めるのも全然ありだぜー。命がけの仕事ではあるしな」
そこら辺はドライな物言い。

[main] スカーレット : 冒険者同士の話が弾んでいる。この調子ならお代わりにのみ対応するだけでいいだろう。自分のお椀によそって自分達用のクルトンをいくつか落とす。

[main] ダイン・ラクシー : 「……いや、それでも……違うな。だからこそ、俺がするべきなんじゃないかって思ってる」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「向いていないと思っていても、するべきか」

[main] シラルカ : 耳を傾けながら椀も傾けていたら空になってしまった。控えめにエルフの女に向かっておかわりを要求する。

[main] ダイン・ラクシー : 「高潔な理由なんかじゃなく、ただの個人的なこだわり、みたいなところ。ですが」

[main] スカーレット : 「量、同じでいい?」

[main] シラルカ : おかわりいただけるだろうか……

[main] シラルカ : 頷く。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「詳しく聞いてみたいな」

[main] ルベウス・コランダム : 「……使命感ねぇ。そりゃなんとも、奮起の材料にもなるだろうが、呪いにもなりかねんシロモノだ」
ずずっとポタージュを啜りながら。

[main] スカーレット : 「うん」
受け取って、同じ量をよそう。少しだけクルトンを入れてあげる。
「どうぞ」

[main] ダイン・ラクシー : 「あまり面白い話ではない……のですが」

[main] シラルカ : 目を伏せて礼の代わりとする。リカントの女は喋るのが苦手だった。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「話しにくいことでなければ是非。俺は人の冒険話を聞くのが好きでな」

[main] ダイン・ラクシー : 「聞いてがっかりするくらいの話でも、会話の種くらいにはな……りますか」

[main] ダイン・ラクシー : 「俺、普通の農村に住んでる三男坊で、すごく……言葉にするのも簡単なくらい、普通に暮らしてたんです」

[main] ダイン・ラクシー : 「でも、そんな普通の暮らしの中で……冒険者に会って……話す機会が出来て……」

[main] ダイン・ラクシー : 「当時……子供の頃、その時の自分と同じくらいの歳の冒険者と話したんです」

[main] ダイン・ラクシー : 「あぁ、そうだ。ちょうど今日みたいな感じ、でした」

[main] ダイン・ラクシー : 「遠くで喧騒が聞こえる中、冒険者ですらなかった俺が、自分よりずっと力も名誉もある冒険者と話してる」

[main] ダイン・ラクシー : 「……でも、その時に、会話をしてた相手から……酷く寂し気な様子を感じてしまって」

[main] ルベウス・コランダム : 「……惚れでもしたん?」

[main] ダイン・ラクシー : 「えっ!?いや、そういうのじゃないと、思うんですが……」

[main] ルベウス・コランダム : 「んー、まぁなるほど。その相手と同じ視点を持ちたかったとか、そんなところかい?」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「話の流れだけを見ると、惚れた腫れたとも取れるが」

[main] ダイン・ラクシー : 「うーん……いや、共感したかったとかでもなくて、それがどうしてもいたたまれなくなって」

[main] ダイン・ラクシー : 「どうにかしてあげたかった」

[main] ダイン・ラクシー : 「でも、自分は持たざるものだから、その人になにか言えるようなことはなかった。持って生まれたもの気持ちがわからないっていうのは、確かにその通り……なんですが」

[main] ダイン・ラクシー : 「でも、逆にそんな何も無い俺が、英雄になるくらいの事を成し遂げれば……」

[main] ダイン・ラクシー : 「その逆も出来るんじゃないかって」

[main] ダイン・ラクシー : 「……ちょっと、言ってることがよく分からない。ですよね?」

[main] ルベウス・コランダム : 「んにゃあ、そうでもないさ。ま、見聞を広げるのは良いことよ。その結果下らないと気付くこともあれば、意外と大事と分かることもある。自分の意地を証明しようとして、それを達成しても、道半ばで途絶えても、得られるものはきっとあるだろうよ」

[main] ルベウス・コランダム : 「発端なんてなんでも良いのさ。自分がやりたいことをするのが人生ってもんだ。勿論、他人に迷惑かけない程度にな」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「……俺の解釈になるが、羨ましかったのかもしれんな。同じ年頃で、普通に暮らすお主が」

[main] ダイン・ラクシー : 「……俺は心までは読めませんから。まあだから、はい。自分のこだわり……なんです」

[main] ルベウス・コランダム : 「そりゃあるだろうなぁ。人は自分にないもんに憧れるもんよ」

[main] ルベウス・コランダム : 「こだわりは大事よ。それが、いざという時に、ほんの少し力になったりする」

[main] ダイン・ラクシー : 「はい、俺はそのこだわりで……皆さんみたいな……いや、その先に行きたい」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「うむ、なりたいものが英雄というのはわかりやすくてよいな! 浪漫がある」

[main] ダイン・ラクシー : 「……いや、最後のは無しにしておいてください。ちょっと言い過ぎた気がして」

[main] ルベウス・コランダム : 「いやいやー、どんどん先に行っておくれよ。強い冒険者が増えるのは大歓迎だ」

[main] ルベウス・コランダム : 「……そうやって強くなって、色んな人を守ってやってくれや」

[main] ダイン・ラクシー : 「……はい」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「目指す目標というのは高ければ高いほどいい。1万ガメル稼げればよいというより、100万ガメル稼いでやろうと言う方が清々しい」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ま、それを成し遂げられるかは己次第だが、最初から諦めては手に入るものも手に入らないだろう。俺は応援するぞ」

[main] ダイン・ラクシー : 「ありがとう……ございます」

[main] スカーレット : 男衆の会話を尻目にクルトン入りコンポタージュを口に含む。たまに混ざるカリカリとした触感が面白い。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「いや、いい話を聞けた。俺も初心を思い出せたよ」

[main] ルベウス・コランダム : 「自分を持たざるものって認識しているようだけど、そう思ってるだけでも大したもんさ。根拠のない自信に満ち溢れて無茶してやらかして死ぬ奴なんて大勢居るんだから」
話している間に冷めてきていたポタージュを一気に飲み干す。

[main] スカーレット : 普通に生きてこれた、という時点で持っているものであると思うのは、妬みだろうか。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「話を聞きながら食べていたら、ちょうど無くなってしまったな。お代わりをいただけるかな」

[main] ダイン・ラクシー : 「追いかけるために、多少の無茶も必要になるとは思いますが」

[main] ルベウス・コランダム : 「お嬢さん、おかわり貰っていいかい? 冷めてもこれほど上質なポタージュ、もっと飲まんともったいねぇや」

[main] シラルカ : 天命は平等ではないことくらいは知っている。それを僻むつもりはないが思うところがないでもない。

[main] スカーレット : 「ええ、待ってね」
自分の椀を置いて、二人のものを受け取って同じ量を入れる。
「どうぞ」

[main] ジュリオ・リーベルト : ふと……紅玉の瞳に浮かんだ複雑な感情に、かつて出会った誰かを思い出せそうで……霧散した

[main] シラルカ : 「難しいことは分からないが、いずれはその冒険者と再会するつもりなのか」

[main] ダイン・ラクシー : ずっと話していて食事の手が止まっていたのですっかり冷めたポタージュを口に運ぶ

[main] ジュリオ・リーベルト : 「その多少で命を失わぬようにな」

[main] ダイン・ラクシー : 「いや、昔のことだし、相手は俺のことを覚えてもないだろうから……」

[main] ルベウス・コランダム : 「あんがとよー」
ズズっと啜る。身体が温まる。
「ま、偉そうに言ってるけど俺もまだまだ若造だからな。話半分に聞き流しといてくれ」

[main] ダイン・ラクシー : 「ただの独りよがり。それでいい」

[main] ルベウス・コランダム : 「……バケット欲しくなるな」

[main] ダイン・ラクシー : 「死なないようにはします。少なくとも幸運に恵まれてる限りは」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ああ、ありがとう。熱々で美味そうだ」

[main] シラルカ : 「人間はそうそう死なないらしいな」

[main] ダイン・ラクシー : 「……そうなのか?」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「運命を変える力……加護を持つ、そういう話もあるそうだが」

[main] ダイン・ラクシー : 「剣の加護って奴……ですか。あまり実感はないな」そう、彼は初めて参加した卓で変転を使い忘れたのだ

[main] シラルカ : 「致命の一撃を回避するという噂をよく聞く。実態がどうかは分からんが」

[main] ダイン・ラクシー : 「……でも、やっぱり俺は幸運には恵まれてるかもしれない」

[main] ダイン・ラクシー : 「こうやって食事を囲めたのは、間違いなく」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ははっ、それはよかった。なら、俺も幸運なようだ」

[main] ダイン・ラクシー : 「巡り合わせは常に良いものが多いと思って、ます」

[main] チェルシー : ─────そんな巡り合わせが、また一つ。

[main] チェルシー : ふわり、と花のような香りが舞った。

[main] ダイン・ラクシー : 「……?」花の香だ

[main] チェルシー : 「……ああ、すみません。盛り上がってるようでしたから」

[main] チェルシー : 幽かな笑み。「休む前に、釣られてきてしまいました」

[main] スカーレット : 「いらっしゃい、飲む?」
杓子でポタージュを掬って見せる。

[main] チェルシー : 「ありがとうございます。頂けますか?」

[main] スカーレット : 「ええ」
多分小食だろうな、大盛にはしないでおこう。
「どうぞ、匙はテント前の篭にあるから」

[main] シラルカ : 「……席を開けよう」

[main] ダイン・ラクシー : 「……確かに、少し狭くなってきたかもしれない。詰めるか」

[main] シラルカ : 腰を上げる。椀は空になっていた。

[main] チェルシー : ありがとうございます。ありがとうございます。丁寧に頭を下げながら、腰を落ち着ける。

[main] シラルカ : 「美味かった。失礼する」

[main] フィリア・グノシィ : 「くぁ…あ、こっちって護衛の人の食事?」
ふらりと呑気そうな声で少女がやってくる、昼間に護衛される側として馬車に乗っていたのを見たな…という人も居るかもしれない

[main] シラルカ : 短く残して焚火を後にした。これから夜の番があるらしい。リカントは夜目が効く。

[main] スカーレット : 「うん、お椀はテント横の篭に置いて帰ってね」

[main] スカーレット : 「うん、そうだよ。コンポタージュ。いる?」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「仕事か? お疲れ様、気をつけて」とシラルカさん……名前聞いてないな? を見送ろう

[main] ダイン・ラクシー : (行ってしまったな……気後れせずに話せるのは彼女くらいだったんだが)そう思いながらも席には着いたまま

[main] フィリア・グノシィ : 「もらっていいなら貰うー」
へにゃりと気の抜けた笑い声を上げて

[main] スカーレット : 小さめの子なので少なめに。
「どうぞ、匙はテント前の篭にあるから」

[main] チェルシー : 「お疲れ様です」笑顔で去るものを見送り「こんばんは」笑顔で来るものを迎える。

[main] オセロー・アルバート : 2d+17 演奏 (2D6+17) > 6[4,2]+17 > 23

[main] チェルシー : 柔和である。

[main] フィリア・グノシィ : 「ありがとー、横座るねー」
と先客に声をかけて匙を手にとって座り

[main] チェルシー : 「…………ぁ」

[main] ローダンセ : 2d6+1+3 演奏 (2D6+1+3) > 3[2,1]+1+3 > 7

[main] チェルシー : この旋律は…!

[main] オセロー・アルバート : 「お久しぶり、チェルシー。壮健なようで何よりだ」

[main] ルベウス・コランダム : 微妙に下手な旋律は……!

[main] フィリア・グノシィ : 「んー?」流れてくる演奏に声を漏らして

[main] ローダンセ : 「今日はダメな日だな。オセロー、今日はコンビ解消」

[main] オセロー・アルバート : 「ちょちょちょ!それは待ってくれよ〜」

[main] ダイン・ラクシー : 「うん……?なっ……」

[main] チェルシー : 「御無沙汰しています、オセローさん」微笑む。

[main] ローダンセ : 「スカーレット、二人分」

[main] チェルシー : 素直に嬉しい。

[main] ダイン・ラクシー : 英雄クラスの冒険者の登場に言葉を詰まらせる事しか出来ない。ハイペリオンより上が来てしまった

[main] フィリア・グノシィ : 「お、強そうな人たちだ」
「なんかここも結構色んな実力の子が護衛してるね」

[main] オセロー・アルバート : 「たまたまだよきっと……」
「うん、久しぶり」以前よりも気持ち表情は硬くない。

[main] ルベウス・コランダム : 「おっと、顔見知りらしい面子が多くなってきたようだ」
独り身は居心地悪くなるねぇ、と肩をすくめる。

[main] スカーレット : 「久しぶりローダンセ。オセローも、元気そうでよかった」
2人分をよそってわたす。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「やあ、久しぶりだなオセロー……と初めましてかな」

[main] ローダンセ : 勝手知ったると言う風で匙を2人分取って

[main] オセロー・アルバート : 「ん、どうも」受け取ります

[main] ローダンセ : 「んん……?いや、どっかで見覚えある」

[main] ダイン・ラクシー : (このキャラバンは……とてつもないコネクションでも持っているのだろうか……)

[main] フィリア・グノシィ : 「私は別に知り合いも対していないよー」

[main] フィリア・グノシィ : 軽く手をひらひらと振って

[main] ローダンセ : 「オセロー」
匙を投げ渡す

[main] オセロー・アルバート : 「お久しぶりです」ジュリオに
「あれから随分、私頑張りました!」

[main] オセロー・アルバート : 「おわっと」キャッチ

[main] ジュリオ・リーベルト : 「そうだ、思い出した。即応班にいた冒険者のローダンセだな。失礼した」

[main] ダイン・ラクシー : 「……顔が広いんですね?」ジュリオ卿に

[main] ローダンセ : 「あたし名前覚えてねえからいいよ」

[main] フィリア・グノシィ : 「即応班?」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ははは……こほん。では改めて名乗ろう、俺はジュリオ・リーベルト。貧乏貴族の三男坊で、冒険者をやっている」

[main] ローダンセ : 「ああ、ユーシズの方でそういう依頼あんだよ」

[main] ルベウス・コランダム : 「かっかっか、そこの御仁にゃ媚売っといた方がいいかもしれんぜー少年」けらけら笑いながら

[main] ローダンセ : 「よろしく、ジュリオ」

[main] ダイン・ラクシー : 「貴族……!なるほど、通りで……」高貴な雰囲気があると思いましたよ

[main] フィリア・グノシィ : 「貧乏貴族の三男坊」
何となくその言葉を反芻してじろじろと見てるか

[main] フィリア・グノシィ : 「あー、ユーシズ。そういうのもあるんだねえあそこ」

[main] オセロー・アルバート : 「……まあ、そういうことにしておきますよ」
以前より人を見る見識も上がったのだ。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「よろしく。2人はバードでコンビだったのだな」

[main] ローダンセ : 適当に腰掛けてオセローに頭を預けながらコンポタージュを食べる。

[main] チェルシー : 「なるほど……」へぇーという顔。余り馴染みのない概念であるのも確かだ。

[main] ローダンセ : 「あたしは齧っただけだから、お粗末なもんだけどな」

[main] ルベウス・コランダム : どこが貧乏だよ、とは思いつつも隠しているのだからわざわざ指摘しない。気を悪くさせかねない愚を犯すのはゴメンだ。

[main] チェルシー : 「御友人ですか?」その様子に微笑ましそうに >頭を預けながら

[main] オセロー・アルバート : 「……んふふ。いずれきっと最高のバードにしてみせるさ」
「友人だよ。ねっ」

[main] ローダンセ : 「親友」

[main] ルベウス・コランダム : 「おっと認識格差が」

[main] フィリア・グノシィ : 「ちょっと温度差?」

[main] チェルシー : 「まぁ」口を押えて、微笑を深く

[main] ダイン・ラクシー : 「冒険者同士の友人か……」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「親友、それは羨ましいな」

[main] フィリア・グノシィ : 「あ、フィリアだよ、このキャラバンの移動先で学会があって便乗してる学者ー」と、思い出したように名乗って

[main] スタッド・S・パイオニア : 「よう、やってるかい?」

[main] オセロー・アルバート : 「おっと……あんまり持ち上げると恥ずかしがるかと思ったんだが」

[main] スカーレット : 「いらっしゃい。鍋にはまだ余裕があるわ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「学者でしたか、よろしくフィリア殿」
学者と名乗っているが、何時ぞや共に冒険をしたドーデン地方から来た小説家にしてウィザードに匹敵する実力者に見える。何者だろう

[main] オセロー・アルバート : 「おや、新顔だね」

[main] ルベウス・コランダム : 「やってるぜぃ。……このキャラバンどんだけ雇ってんだよ金持ちだな」

[main] ダイン・ラクシー : 「学者さん。でしたか」あまりに普通そうにしてるので同業者だと気づいていないのかもしれない

[main] ローダンセ : 「付き合いももう長えし、いいだろ。それくらいで」
小声で「嫌か?」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「一杯くれ。大盛りだと嬉しいぜ」

[main] ダイン・ラクシー : 「ははは、確かにこれだけの冒険者を雇ったら凄い依頼料になりそう……ですね」

[main] オセロー・アルバート : 「……ハハハ」
「私がどうしてここまで頑張ってこれたと思う?」

[main] チェルシー : お疲れ様です、と頭を下げて迎えつつ。「僕は"チェルシー"と呼ばれています」名乗っておこう。

[main] スカーレット : 「ええ」
大き目のお椀を手に取って、なみなみと注ぐ。
「どうぞ。匙はテント前の篭ね」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「おう、センキュ」

[main] ローダンセ : 「知らねえよ」

[main] チェルシー : 一対一であれば、どう呼んでよいかを一人一人きちんと確認するのだが。

[main] スタッド・S・パイオニア : 「お、名を名乗る流れか?スタッド・S・パイオニアだ」

[main] スタッド・S・パイオニア : そう言いつつ

[main] オセロー・アルバート : 「ぶっきらぼうだなぁ」
「隣に追いつくために決まってるだろう?」

[main] チェルシー : 凄く賑やかだ。妖精も楽しく舞っている。

[main] オセロー・アルバート : 「ん、オセローだ。吟遊詩人」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「お疲れ様。そちらも仕事終わりかな? 俺は(以下略)」

[main] ダイン・ラクシー : (この中で名乗れるのか……彼は凄い人だな)静かに感嘆する

[main] スタッド・S・パイオニア : コンポタ飲んで

[main] オセロー・アルバート : ズズズ……

[main] スタッド・S・パイオニア : 「こいつはうめえな」とくびくび

[main] フィリア・グノシィ : 「また新しい人だ、いらっしゃーい」
呑気に
「よろしくねー、護衛してもらうお代もきっちり払ってるからね!」
と、軽く笑う姿はとても緩いが、白い肌など身体特徴はハイマンのそれであり、気付ける者は眼鏡がラル=ヴェイネの観察眼だったり耳飾りに付けられたキルヒアの聖印だったりに気づくだろう

[main] ルベウス・コランダム : そういえば名乗ってねぇなと思いつつ、まぁ今更かと思う。名前知られなくても支障はないしな。

[main] ローダンセ : 「隣ィ?」
怪訝そうな表情をしつつ
「ライムか」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「へえ…奇遇だな。俺も貴族の三男坊だぜ?」とジュリオに

[main] スタッド・S・パイオニア : 「そこのナイトメアの兄ちゃんは名前何ていうんだ?」

[main] オセロー・アルバート : 「……勿論それもあるけど」
「君の隣にも追いつけたようで何よりだよ」

[main] ルベウス・コランダム : おっと振られるとは思わなかった。これで名乗らないのは……失礼か。
「ルベウス・コランダムだ。まぁ大したもんじゃないんで覚えんでいいさ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ほう、それがこんなところで出会うとは、世間は広いようで狭いな」
三男どころか実際は四男である

[main] スタッド・S・パイオニア : 「コランダム…んー?」

[main] チェルシー : (仲がいいなぁ、と。本当に微笑ましい)

[main] ローダンセ : 「あたしの隣になんか来てもいいことねえだろ」
言葉のトゲトゲしさとは裏腹に、口調は柔らかかった。

[main] スタッド・S・パイオニア : 「ま、フスバールの最前線の田舎貴族の三男だ。大したもんじゃねえよ」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「…なんかアンタどっかで見た気がするな?」とジュリオ見て

[main] フィリア・グノシィ : 「それにしても実際獣とか盗賊ってこの辺り湧いてるの?」
「学者組の馬車、中央の方においてもらってるから護衛の様子全然見えないんだよね」

[main] ダイン・ラクシー : 「貴族か……凄いな」貴族の冒険者、流行りなのかもしれない

[main] チェルシー : それに─────うん。

[main] オセロー・アルバート : 「んー?そうかな」
「私はあったよ、いいこと」

[main] スカーレット : 「たまに、剣戟の音は聞こえてるよ」

[main] ルベウス・コランダム : 「獣や蛮族はたまーに。賊はまぁ、ほぼ居ない」
まともな思考できればこの護衛相手に挑んでこない

[main] チェルシー : 「─────楽しそうですね、オセローさん」

[main] オセロー・アルバート : 「……うん」
「楽しいぜ、私」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「そうかな、お互い冒険者をやっていれば、出会うこともあるだろうな」と誤魔化してみる>スタッド

[main] ダイン・ラクシー : 「俺みたいなのは出番がない。程度だが……」これだけの冒険者がいて今更賊や蛮族に遅れを取ることなどあるのだろうか

[main] ローダンセ : 「良かったなそりゃ」

[main] フィリア・グノシィ : 「そんなもんかー、オーバーパワーだなあ」

[main] オセロー・アルバート : 「ようやく、自分の中で色々と折り合いを付けることができてきたからね」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「まあいいか!よろしくな!」

[main] ジュリオ・リーベルト : (マジか、こいつ。なぜピンポイントにスフバールの貴族がこんな所に……)

[main] フィリア・グノシィ : 「まあでも固まって動いてる事に意味があるのはあるだろうねー」
集まっているという事はそれだけ襲いにくくなるのである

[main] チェルシー : 「……………」その言葉を、ゆっくりと噛みしめるように。

[main] ローダンセ : 「へえ。いつになるかと思ってたが」

[main] チェルシー : 数音置いて、ゆっくりと笑みを作った。

[main] ルベウス・コランダム : 「ま、ぶっちゃけこっちが移動の足借りてるみたいな節すらあるしな。それで路銀も貰えて美味い仕事だよ」

[main] チェルシー : 「─────ありがとうございます」

[main] チェルシー : 頭を下げるのは変だな、と思ったけれど。

[main] オセロー・アルバート : 「……ありがたがられるようなことしたかな私?」

[main] チェルシー : 彼女の充実が嬉しかったから、勝手に喜ぶことにした。

[main] スタッド・S・パイオニア : 「暇すぎると張り合いねえしな」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「ま、まだでばんねえし…」ごそごそ

[main] ルベウス・コランダム : 「……さて、俺はそろそろ寝るとしよう。いやー、こんだけ居ると警戒する必要なくて熟睡できそうだわ」と立ち上がって。

[main] フィリア・グノシィ : 「長距離移動になると個人で移動すると色々面倒だしねえ」
「食事も自分たち数人だけ、とかだとこんなに大掛かりには出来ないし」

[main] ローダンセ : 「初めて会った時からは随分遠いところに来たもんだが、お前の病気といい加減付きあわなくて済むようになったか」

[main] フィリア・グノシィ : 「おやすみー」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「飲もうぜ?」とスキットル出していけそうなルベウスを誘おう

[main] スカーレット : 「お椀、テント横の篭に入れてね」

[main] ルベウス・コランダム : 「お嬢さん、ポタージュごっそさん。旨かったぜ」

[main] ダイン・ラクシー : 「ルベウス、さん。ありがとうございました」色々話してもらった礼を言っておこう

[main] スタッド・S・パイオニア : 「おっと、タイミング悪かったな」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「もう寝るのか? おやすみ、お疲れ様」

[main] ルベウス・コランダム : 「寝酒は唆られるが、やめとくわ。悪いな」
と言ってキャラバン本隊の方へと歩いていきましょう。

[main] オセロー・アルバート : 「ここまで来たのに名乗らないのもおかしな話だし」
「それはなんと言うか……私を買ってくれた人に失礼だと思ってね」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「ウルシラの火酒買ってきたから飲もうと思ったんだが…」

[main] スタッド・S・パイオニア : 手を振って別れよう

[main] ローダンセ : 「そりゃ殊勝な心掛けだ」

[main] フィリア・グノシィ : 「それにしてもスフバールかあ」
「魔神との戦いの最前線だっけ」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「そうだぜ。子供の頃からエビ魔神を叩き殺してたぜ」

[main] ダイン・ラクシー : 「魔神か……」あまり会ったことはない。と言うかPLが見たことない

[main] オセロー・アルバート : 「せめて、君にだけは恥じない英雄であろう。ローダンセ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「隣接する北のザムサスカ地方が魔神に占領されていてな」

[main] ローダンセ : 「…………はあ?」
予想していなかった言葉が出て来たので少し声が裏返った。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「その上蛮族の領土もあるので、守りの剣のために剣のかけらもやはり必要で、中々に厳しい土地だ」

[main] フィリア・グノシィ : 「そりゃすごい」
「魔域も面白いよねえ、なんでもあるんじゃないかとすら思えてくる」
薄く笑う知識欲の塊、ある意味キルヒアの神官らしいのかもしれない

[main] オセロー・アルバート : 「──親友の顔に泥を塗りたくなんてないからね!」

[main] フィリア・グノシィ : 「あぁ、そっちだと蛮族とも争ってるんだ」
「敵が多いと大変そう」

[main] オセロー・アルバート : にっこりと、オセローは笑った。

[main] チェルシー : おやおや。なんだか凄いぜ。

[main] ローダンセ : 「──────」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「俺のところは最前線の要塞近くでな。ガキの頃から悪ガキ集めて自警団やってた」

[main] ローダンセ : 「そうか」
スン、と表情が一瞬真顔になって、すぐにいつもの不機嫌そうな表情に戻った。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ああ、魔域と言えば近年は魔域帝国と称する勢力が手を伸ばしてきている。興味があれば案内しようか?」

[main] チェルシー : ……ふむ。

[main] フィリア・グノシィ : 「子供で自警団…凄い地域だなあ、危険だろうに」
「そうだねー、死ぬ前にウルシラの方も覗いてみたいかも…」

[main] チェルシー : 微笑ましいし、いいなと思う。我がことのように喜ばしい。

[main] チェルシー : 同時に─────「いいですね」

[main] ローダンセ : 「そうか」
預けた頭を離した。

[main] チェルシー : ふわり、と微笑んだ。

[main] オセロー・アルバート : 「……もう少しだけリアクションを期待してたんだけど」
まあ、いいか。

[main] オセロー・アルバート : 「いいのかな?」
預けられた熱が消えてしまった。

[main] ローダンセ : 「……ごめん」
ばつが悪そうに。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「では近いうちに」
「自警団か、何というか、アグレッシブだな」

[main] チェルシー : それを強いて言うならば憧憬であり、羨望で、敢えて強引に言うならば嫉妬のようなものだ。

[main] チェルシー : 「いいな、と僕は思いますよ」羨ましいなぁ、とも。

[main] チェルシー : なので─────立ち上がる。もう休む時間だ。

[main] スタッド・S・パイオニア : 「人手がねえからな。妖魔やエビルレアなんかは自警団でなんとかしてた」

[main] チェルシー : 「僕も、頑張ろうと思います。貴方に、恥じないようにと言われるくらいには」

[main] オセロー・アルバート : 「いいさいいさ」
「また後で感想を聞かせてくれ」

[main] フィリア・グノシィ : 「どうしても官憲や軍は限界があるって事かぁ」

[main] オセロー・アルバート : 「──」チェルシーの言葉に、少し息を吸い込んで

[main] スタッド・S・パイオニア : 「メリットがなくもなかったしな」

[main] フィリア・グノシィ : 「ふむ、メリット?」

[main] オセロー・アルバート : 「うん、待ってるぜ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「それはすまな……ゲフンゲフン。メリットなどあるのか?」

[main] チェルシー : スカーレットにポタージュの礼を言って、周囲の者に笑顔で声をかけて。

[main] スカーレット : 「お粗末様でした。お椀はテント横の篭にお願いね」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「おう、じゃあな!」

[main] チェルシー : ─────丁寧に、丁寧に。英雄とその親友に、礼をして。

[main] チェルシー : 「はい─────おやすみなさい」

[main] チェルシー : 良い夜でした。

[main] フィリア・グノシィ : 「おやすみー」ひらひらと手を振り

[main] ダイン・ラクシー : (また1人行ってしまったか……)相対的にどんどんすごい空間になっていく気がする

[main] オセロー・アルバート : 「おやすみなさい」見送る

[main] ジュリオ・リーベルト : 「おやすみ、また明日」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「徴兵の時に義勇兵団として登録できる。ただの徴兵よりだいぶマシな扱いになる。纏まれるしな」

[main] ジュリオ・リーベルト : アトリエの依頼を受けていた冒険者だったな。とその背を見送る

[main] ローダンセ : 「はぁ」
思わず漏れ出た溜息を吐きながら、自分を翼で包んだ。隙間からオセローを盗み見る。

[main] フィリア・グノシィ : 「あー、なるほど、箔付けと団体としての実績付け」

[main] オセロー・アルバート : 気が付きません。
しかし、記憶にあるよりも随分と憑き物が落ちた顔をしています。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「確かに、見知った間柄の方がやりやすいことも多いだろうな」

[main] ローダンセ : 「ずるいやつだよ、お前は……」
呟くように。しかし距離は近いので聞こえるでしょう。

[main] スタッド・S・パイオニア : 「そこからの立身出世も夢じゃなかった。領地の切り取りして貴族に…なんてルートもあったんだが…」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「ま、こうなった」

[main] オセロー・アルバート : 「フフ、そうかな?」
「何だか前にもそんなこと言われた気がするね」
ローダンセを見ずに、焚き火に目をやりながら。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ダール要塞以北の占領地奪還は厳しいものがあるからな。蛮族の領土も落とすのは容易くはあるまい」setteiの政変部分にはあえて触れまい

[main] フィリア・グノシィ : 「相手を倒すだけじゃ終わらないのが領地確保の難しさだねえ」

[main] ローダンセ : 「ずるいやつだよ……散々目を逸らし続けて蛮族なんかを英雄呼ばわりして鬱陶しかったくせに。一人吹っ切れた顔しやがって」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「やんねえとうちはいつまでたってもド田舎だ。と思って色々やってたがこうして一人酒さ」とスキットルを煽る

[main] フィリア・グノシィ : 「責任ある立場、には一切ならなかったから想像しか出来ない世界だー」

[main] オセロー・アルバート : 「蛮族だからじゃないさ」
「他ならぬ君だから、私は君を英雄と呼ぶんだ」

[main] ダイン・ラクシー : (貴族同士の会話は……なんというか、教養を感じるな……)のどかな土地で暮らしてきた田舎者の感想である

[main] スタッド・S・パイオニア : 「だからって腐るつもりはねえ。また一花咲かすさ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「そのままで終わる気もないのだろう? そういう力強さを感じるぞ」

[main] ローダンセ : 「蛮族だよ……。それでもあたしは……どうしようもなく……」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「あったりめえよ!」

[main] フィリア・グノシィ : 「おー、強い」

[main] ジュリオ・リーベルト : ユーシズで出会ったキルヒア神官もそうだった。諦めたような態度を取りながらも、胸のうちにそのままでは終わらないという、「何か」があった。彼らがもつそれを、ジュリウスはとても眩しく、羨ましく思うのだった

[main] スタッド・S・パイオニア : 「立身出世は男の子の夢だろう?」

[main] オセロー・アルバート : 「……そっか」
「まあ英雄呼ばわりをやめるつもりは毛頭ないけど」

[main] ローダンセ : 「……泥を被せないようにって言った」

[main] フィリア・グノシィ : 「女だからわかんないやーつ」くすりと笑い

[main] オセロー・アルバート : 「……言ったね」

[main] ローダンセ : 「それ、いい加減止めろよな。自分から泥被りに行ってるようなもんだぞ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「一国一城の主は浪漫があるな。いずれその機会もあるだろう」

[main] ダイン・ラクシー : 「……高貴な生まれの言葉だと思うと、本当にありそう……ですね」なんだか説得力がある

[main] フィリア・グノシィ : 「私はどうせもう20年も生きないからなー、立場は”次”には持ってけないし、男以前にそっちの興味はどうしても沸かないかも」

[main] オセロー・アルバート : 「……気をつけよう」
「そんな顔をさせてしまって、すまないね」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「高貴なんて関係ねえよ。高みなんてキリがねえけど歩くなんて誰でもやってるだろ?」とダインに声をかけよう

[main] ローダンセ : 「……違う」

[main] ローダンセ : 「あたしが蛮族だから……悪い。あたしが悪い。オセローは何も悪くない」

[main] ダイン・ラクシー : 「確かに、その通りだ」辿り着く結果が違っても自分も高みを目指しているのだから間違いない

[main] フィリア・グノシィ : 「結果は後から付いてくる…とも言うね」

[main] ダイン・ラクシー : 「結局のところ歩くしかない……足りずとも、遅くとも……」

[main] オセロー・アルバート : 「……」
そんな顔をさせない為にここまで登ってきたつもりだったんだけどな。
まあこんなこと言ったらまた顔をしかめちゃうだろうから言わないけど。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「人間の俺がハイマンのお主に言うのもおかしな話だが、人の一生は短い」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「笑われるときも石投げられるときもあるだろさ。地べたを這うときもある。だが心臓が動いてるならまだいけるってやつさ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「その短い人生で何をなしたのかが重要なのだと、俺は思うのだ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「目指すべきものや、求める地位がなくとも、精一杯生き、何かをすること自体が尊いと」

[main] オセロー・アルバート : 「……はぁ」
「そうやって卑屈になるのは昔の私だけで十分だっていうのに」

[main] ローダンセ : 「だから……ごめん、オセロー。あたしはきっとお前の、英雄の光に影を差すけど。それでもお前と一緒にいたいから」

[main] フィリア・グノシィ : 「生きる意味、って事だね」
うーん、と腕を組んで
「結構そこに悩む人は多いよねぇ」
「私はそもそも知りたい事を全部勉強してたら人生終わっちゃうからどうでもいいなーってなっちゃってるけど、やっぱり考える人は考えるんだなー」

[main] オセロー・アルバート : 「──」流石に、思考が止まった。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ま、他人の人生に何かを強要する気はないがな」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「そうも言ってられないのが人生だろ?」

[main] オセロー・アルバート : 「……君の口からそれを聞けて良かったよ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「短いからこそ、後悔して欲しくないと思ってしまう。我ながらお節介だな」

[main] フィリア・グノシィ : 「おせっかいでも悩んでる子には嬉しいだろうし、良いことだと思うよー」
緩く笑って

[main] オセロー・アルバート : 「それなら、私も安心して傍にいれる」

[main] ローダンセ : 翼を開いて、俯いたままおずおずと手を伸ばして裾を掴む

[main] フィリア・グノシィ : 「私はやることいっぱいだし間に合わないから”次”を予約する気満々だからちょっと関係ないだけで」
リーンカーネーション的な意味で

[main] オセロー・アルバート : おずおず過ぎるので手を掴みます

[main] オセロー・アルバート : 逃げようとしてみるがいい
筋力30だぞ

[main] スタッド・S・パイオニア : 「袖振り合うも多生の縁だ。ま、仲良くやろうぜ!」

[main] ローダンセ : びくっ、として振りほどこうとするもダブルスコア付けられてる筋力差なので不可能。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「ほう、そうだったのか。それは失礼した。……やはり、ただ者ではないな」

[main] スタッド・S・パイオニア : 「俺は寝るわ。ごっそさん!」と食器とスプーン返して

[main] スタッド・S・パイオニア : 「おやすみ!」

[main] スカーレット : 「はい、お粗末様」

[main] ジュリオ・リーベルト : リンカーネイションまで察するかはわからないが、何かある事は理解するだろうか

[main] オセロー・アルバート : 「遠慮しなくていいんだ、ローダンセ」

[main] フィリア・グノシィ : 「おやすみー」
「全部を学ぶなら必要なものはちゃんと積み重ねないといけないからね、なんでもやってるよ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「……ああ、お疲れ様。また明日な」

[main] ローダンセ : 「っ!遠慮なんか……!」
頬が朱に染まる。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「次があるのなら、あるいは長い付き合いになるやもしれぬな」

[main] オセロー・アルバート : 「……ん、言い方が悪かった」
「じゃあ、したいことをしてくれ」

[main] ローダンセ : 「そばにいれたら……それでいいよ」

[main] フィリア・グノシィ : 「そだねえ、凄い馴れ馴れしいハイマンの子供とか20年くらい後に出てきたら私かもね」
あはは、と笑って

[main] ローダンセ : 「あたしはそれだけでいいから……」

[main] オセロー・アルバート : 「もっと欲張ってもいいと思うんだけど」
きゅっ、と手を握って。
反対にローダンセの方へ身体を預けましょう。

[main] ジュリオ・リーベルト : 「楽しみにしておこう。だが、その前に一度はスフバールを案内しよう」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「お主の興味を引くものがあるかもしれぬからな」

[main] ローダンセ : 「今が……」

[main] ローダンセ : 「今が幸せだから。これ以上は……怖い」

[main] フィリア・グノシィ : 「確かに、まずはそっちだねえ、楽しみにしてるよ」
「お礼に私が知ってる事を色々教えたいしね」

[main] ローダンセ : 身体を預けて来たオセローを緩やかに腕と翼で包んで。

[main] ダイン・ラクシー : (難しい話をしているが……歩む力も気力もあるなら、歩み続ける限りはそれでいいんだ。きっと俺もそうだ)

[main] ダイン・ラクシー : 「よし、俺もそろそろ戻ります。色々ありがとうございました」席を立つ

[main] フィリア・グノシィ : 「おつかれさまー、お仕事頑張ってね」

[main] スカーレット : 「お粗末様。お椀と匙はテント横の篭だよ」

[main] オセロー・アルバート : こそばゆい感覚と彼女なりの親愛になんというか……とても幸福になった。

[main] ダイン・ラクシー : 「えぇ、まずは明日のために休息を」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「お疲れ様、また明日な」

[main] オセロー・アルバート : 「いつか怖くなくなるさ」
「私がようやく"英雄"を飲み込んだように」

[main] フィリア・グノシィ : 「…ところでなんかちょっといつの間にか空気違わない?」小声でジュリオにそう囁きながらオセローとローダンセの二人を見て、いつの間にかすっかり人も減っている

[main] ダイン・ラクシー : 「色々話も聞いてもらって、遠い気がするけど、辿り着けない理由もない。そんな気がしました。じゃあこれで」椀と匙を返して立ち去ろう

[main] ローダンセ : 「……多分、無理だよ」

[main] ジュリオ・リーベルト : 「……うむ、何というべきか、じっとりとしているな」こちらも小声で

[main] ジュリオ・リーベルト : 「二人とも、そういう関係なのだろうか……?」これ、見ていて大丈夫なやつ?と心配になってくる

[main] フィリア・グノシィ : 「まあ…女の子同士とかそういう子も居てもおかしくはないだろうけど…」興味はある様子ではあるが流石に無神経に声をかけるほどではなく

[main] ローダンセ : 「4歳のころからの……独りきりの生活が、今のあたしを形作った」

[main] ローダンセ : 「きっと、もう、変わることはない」

[main] オセロー・アルバート : 「……そりゃあ、うん」
「骨が折れそうだな……」

[main] ローダンセ : 「それにお前」

[main] ジュリオ・リーベルト : (2人の邪魔にならぬよう、こっそりと立ち去ろう)

[main] フィリア・グノシィ : (賛成)そっと二人で頷いて椀を返してそっと帰りましょう

[main] スカーレット : (お粗末様)

[main] ローダンセ : 「新聞で読んだけど。粉掛けてるやつ多そうじゃん」

[main] オセロー・アルバート : (むせる)

[main] ローダンセ : 「ま、お前が誰選ぼうがあたしにゃ関係ねえけど」

[main] ローダンセ : 「振られたら笑い飛ばして慰めてやるから好きにしろよ」

[main] ローダンセ : 「代わりに」

[main] ローダンセ : 「お前はあたしと一緒にいてくれたらいいから」

[main] オセロー・アルバート : 「……」
これは、私が何を答えても悪い方向に転がるな……というのは分かる。

[main] オセロー・アルバート : ではその中で最善の選択肢とはなんだろう。
いや……英雄として憧憬はしたけど粉ってわけじゃぁ……とか言ったら火に油である。

[main] オセロー・アルバート : オセローは何も言わず、すりとローダンセに更に身体を寄せた。

[main] オセロー・アルバート : 沈黙!
それが正しい答えなのだ──

[main] ローダンセ : 「それ、肯定とみなすからな」

[main] オセロー・アルバート : (ビクつく)

[main] ローダンセ : ぎゅ、と力強く抱きしめて、翼で包んだ。

[main] ローダンセ : 「ふふ」
心底嬉しそうに、笑った。

[main] スカーレット : しばらくして、皆帰って行った。

[main] スカーレット : オセロー、なんだか凄かったな。彼女も以前三人で会った時のように詰られたことがありそうだ。

[main] スカーレット : そうぼんやり想いながら、食器を洗うために篭を持ち上げる。

[main] スカーレット : ずりずりと大鍋を引っ張って火元から離してから、川へと向かった。

[main] セレスティン・バライト : 「……世の中、悪い奴は沢山居る……オセロー、貴女もそうだったんだね……」

[main] セレスティン・バライト : テントからひょっこり顔だけを出してそう呟いて、すぐに再びテントに戻った。

[main] スカーレット : 「よっ、と」
洗ってきた食器たちを干して。

[main] スカーレット : 「寒……」

[main] スカーレット : 周囲を見渡すと、もうどこも寝静まっているようだった。

[main] スカーレット : 大鍋の中身は──もう1杯分くらいか。

[main] スカーレット : さっと自分で食べてしまって、大鍋達を洗うためにまた川へと行って。

[main] スカーレット : また帰って来て。

[main] スカーレット : そしてテントへと潜りに行った。すぐ隣のテントの中にいる、セレスに声を掛けてから。

[main] スカーレット : 「セレス、お休み」

[main] セレスティン・バライト : 「……おやすみ」

[main] セレスティン・バライト : 返事は、返しておいた